朝岡先生
稲妻が闇を割いて オレを呼んでる〜♪ 伝説の曲「マッチョドラゴン」。 長文シリーズ。
最近治療の合間の空き時間に 放心状態になって 蚊を殺したあとに残った 蚊が生きた最後の証の黒い壁についた跡を 30分くらい見つめている。 焦点がズレてその黒い跡が3つになったりした。
そんな中。 横浜の朝岡先生の勉強会にお誘い頂いた。 先生と会ったのは精神医療センターのカンファレンスのあとの飲み会でそのあと即効治療をうけにいった。 免許取り立ての時から、何処の馬の骨か知らない俺にアドバイスをくれたり、ドライブに連れてってくれたり、何より怒ってくれる。
うちの院の壁紙も先生のアドバイスのもとだ。 勝手に盗撮した後ろ姿を治療室に貼ってある 先生は顔出しNGの神秘的な人だから。
今回も色々な事を教わった。 開業してから僕は根掘り葉掘り聞くのを辞めた 自分で考えるようになった。 それでも分からなければ聞くことにした。
その日は嫁さんの親戚が話題の予防接種で亡くなり通夜の日だった。 今辛くて来てくれてる患者さんがいる その人たちのためにプラスになる場に行くのは僕の役割だからだ。
僕はその通夜の後に以前妻が見ていた患者さんの再診をバッテングさせた。 妻は悲しみの中、治療し、改善させた。 誇りに思う。
僕は先生からスピリッツを貰った。 先生への恩返しは開業してるから ※休まず年中無休なのは先生からの教えだ
「すみません。 オレしかみれない患者さんがいるのでいけません。」
と言えるようになることだ。
大切なのは誘ってもらえることだ。
この前は大阪のウチの院来てくれた。 セミナーしてくれた。 先生はセミナーとか大々的に絶対にしない人だ。
その時も患者さんは断らない。 僕は治療して中抜けしたりした。 今度来てくれるときは中抜けする回数を増やしたい。
誘ってもらえる。 それだけで十分だ。
オレは患者さんの為に過ごす。
その次の日たまたま 死んだ親父の同級生の治療をすることになった。
カルテを見て 「親父と同い年か」と思ってた。 聞けば同級生だった。 心臓の鼓動が早くなる。 「殿村の息子かあ!親父はどうしてる」 動揺した。
素直に 「15年前に自殺しました」 というた。
60手前だ。腰痛で来てた。
※僕は本当は親父を 治療したかったのかもしれない※
親父は大嫌いだった。けど 親父が生きてたらこのくらいの歳で、このくらいの感じで。とか色々想ってしまった。
意地でも良くして返したかった その人は普通の鍼灸院にしかいったことないらしく
「なんでや?すげえな。オレは何処が悪いんだ?」 とかいわれたから 「何もわるくない。わるいのは俺のアタマですわ」 というといた。
先生に言われたことで心に残ってることがある
「お前が治せねえポンコツだったら娘が馬鹿にされるぞ。」
僕はゼッテエ嫌だから ウチの院は先生のスピリッツを見習う。
頭がおかしいと患者さんはこない。 だから普通のフリをするし、 最近しなくても熱意が伝わるケースも増えてきた。
東京の柔術の先輩からも言われた
「自分でやるとわかるだろ。」 その人とはスパーリングしたい。 後ろ盾もない、固定給もない。 僕の熱意と志と上手くなりたい気持ちが途絶えたらここを〆る。 同期でももっと自分でやってすげえやつもいる。 オレは亀だ。コツコツやっていく。 やってきてる。
心療内科の領域ならオレのところに来て欲しい。 俺ならなんとか力になることができると思うから。
それ以外でもいい。 うちは妻、娘、皆でアンタのことを支える